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直接交渉

2006年10月04日 11:39

DPAI01.jpg

事が起こる前日、私は別件で調整員さんと電話で話した。
「活動はどうですか?」との質問に配属先の変更で交通手段が上手くいっていない現状を話した。(問題はこれがすべてではないけれども。。)彼女いわく、バイクや交通手段が無かったら、公共の交通手段、いわゆるシャパと呼ばれる乗り合いバスに乗ってでも村々を回ったほうがいいというアドバイスだった。
私は「そうですね。」とは言ったものの、実情を理解してもらえないことになんかぐったりした。活動地域を自分の足で見つけるなんて途方も無いことだ。
もしシャパで行ける場所であるなら、もうとっくに実行している。村落普及をすべき村々はシャパの通う場所に無いのが大半で、バスの道から10キロ~20キロ離れている。シャパ通行付近の人々はまだ木炭を売ったり、カシューナッツを売ったりしながら生計をしているし、本当に技術とプロジェクトが必要だと訴え続けているのは内陸部分の人たちで、その要望とポテンシャルを生かすのが私達の役目ではないか?青年海外協力隊のイメージはいまだに努力と忍耐、体力を使った行動を想像する人が多いけれども、必要とされる地域、所属先が支援を希望している地域などをみて創意工夫の行動を選ぶべきだと私は思う。

そんなことがあって、次の日の今日、私はVilanculo郡で行われる郡政策会議の準備の会議に顔を出した後、農業省に移動。州局長とChief(課長)クラス職員が行う世界食料の日に行う農業普及キャンペーンの会議に行った。このキャンペーン、参加したかったけど、今度健康診断でちょうどマプトに上がる日だったので、行くこと不可能・・・
んーーーーーーーーーん。
会議はいつもの通り、どのNGOに基金を出してもらうかに話が集中し、州局長が話をまとめた。

この会議、州局長が出たり入ったりする間、同僚達は私の交通手段の問題のことについて話していた。私がかなりシリアスになってるのをわかってくれている唯一の人たちがここにいる。
色々試行錯誤しながら彼らは必死に問題の解決策を私と一緒に考えてくれた。それだけでも感謝しなければ。
私の同僚達は州で言えばかなりのステータスの上の持ち主でもあるが、州局長の前となると、うって変わって子供のように小さくなる。上司はとても強権的であるのが常で、ほぼ、Kick Ass Manager系だ。会議終了後、同僚達は私の問題について話し始めた。

意外、恐れを持ってしても州局長にあたしのことを話すだなんて。

彼らが真剣に声に出して交通手段のことについて話しているにもかかわらず、州局長は「もう彼女は金融省に移ったわけだから、問題は金融省にある。」とだけ言い残し、1分も経たずに携帯電話をかけ席を立った。

・・・・・・・


悔しさが駆け抜けた。
同僚達は周りの人に内容がわからないように英語で私と話し始めた。問題を変えるには州局長に話しをしなければ解決しないからと言う。

私はわかっていた。私が話を始めなければいけなかったことも。でも彼は私が話しをする機会も時間も与えてくれないじゃないか。ボランティアが必要だと要請を出したのは農業省からであるのに、問題転化しているのはここだ、と話していた途端、堪えていたのに涙が出た。
(多分私の英語の叫びは建物に響いていたぐらいひどかったと思う。)

同僚1人が州局長室に戻り、私が彼に直接話ができるよう手配をしてくれた。きっと驚いていたんだろう、私のこんな姿見たこともなかっただろうから。私自身、意外だ。
ストレスと悔しさと、前日からの脱力感が自分をコントロールできなくなっていた。彼らの勧めと、泣いていても始まらないので、州局長室に向かった。

州知事はきっと意味不明に叫ぶ私の声を聞いていたのかもしれない。これまたうって変わって「君の問題を聞こうじゃないか」と言い出した。
なので、すべてを話すことにした。

JICAにボランティア要請したのは農業省であり、部内移動は私が来てから始まったこと、金融省では農村開発分野の支援を理解しておらず活動資金も車も手配する意向はないこと、自分との契約は住居手当てと活動の為の交通手段が条件担っているはずなのに、それが実行できない場合は責任逃れになると言うことを語った。
あと、今後交通の手配が無い場合は帰国も考えるし、現在募集中のイニャンバネに来るであろうボランティアにも同じ問題が出るのが予想されるので、改善点が無い場合は上部に伝えるということを言った。

州局長は「わかった、そういうことなら。」と、話は一変。

「車はここにはたくさんあるんだから、君は金融省に配属になったが、必要なのはここだ。農業省の職員と一緒に活動して車はここから使いなさい。」と。このことを同僚達に説明をし、なんだか知らないけど、やっと許可が出た・・

「君は何ヶ月イニャンバネにいたんだっけ?」と言うから「モザンビークに来て6ヶ月です。」と私は言った。「もう、そんなになるのか。これから新しいプロジェクトも始まるし、君にはとてもいい活動になると思う。まだ行っていない郡もたくさんあるだろう?ここでどんどん活動しなさい。」と彼は言った。

直接州局長と話をして改善される方向へ向かった様でもあるが、これは実際また動かなくなるのではないかということも予想される。でもとりあえずは口答でも協力を得たのだろうから今までよりはましになった。

その後同僚のElsaに家まで送ってもらい、また自分の部屋にこもってたくさん泣いた。
何が悲しかったって問題があることではなくて、私には理解者が少ない中でも活動を進めていかなければならない現実だった。
私が今日したことはとても子供じみてて、良い策だったとはいえないし、何度後悔しても後悔しきれない。
公式文書を書いて問題点を提示したり、同僚と話し合いを2ヶ月は続けてきたけれども、なんだか知らないけど一番効果的だったのはこんなことだったなんてさ。

同僚達から心配のメールともう一度会って解決していこうといろいろ電話が来た。今日は疲れているからと私は話し、多分明日またこれについては討議続行。

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コメント

  1. hiro | URL | -

    了解

    「私には理解者が少ない中でも活動を進めていかなければならない現実」
    すごいじゃん。
    師匠と一緒じゃん?
    かっけぇな!
    おいらもがんばるさ。

    次の7期会はアフリカでやるかな・・・

  2. hiro | URL | -

    毎日悪いな

    あのさ、8日にOBOG総会やるって言ったじゃん?
    そこでさ、OBOGの活動報告やるらしいんだけど、まだメンバー決まってないんだって。
    今頃言うなよな・・・

    んでさ、急なんだけど、みーやんない?
    原稿をおいらか誰かが代読すんだけどさ、時間ない?
    自己紹介と、近況、みんなへ一言、そんで決意みたいな。
    簡単なんでいいんだけど。
    無理はしないでいいからさ。
    返事くんなまし。

  3. みぃ | URL | -

    hiroへ

    コンバンワ。

    !Σ(・Д・ )コメント2つもあるし!
    理解してもらう為に泣き倒ししたみたいで本当に情けなかったけど、あたしかなりこらえてたのが止まらなかったみたいだよぉ・・(恥

    hiroの書き込みに励まされるのってかなりビックリなんだけど!
    をぃって突っ込まれそうだけれどもさぁ。

    「師匠と一緒じゃん?」なんて恐れ多いけれども、理解の少ない場所で行動することも大事なんだね。すごいこと言い出す人だゎ、君は。
    それに、泣いてばかりじゃだめだわ、本当。

    7期会は卒業から10年後N.Y.に集まるはずだったぢゃん!
    覚えてるのあたしだけか??国連ビルのまん前集合だってば!
    アフリカも来てもらってもうれしーケド。

    OBOG総会については追ってMixiメールから送付します。お待ちくださいませ。

  4. みぃ | URL | -

    ∑(;;′〇`)ハッ!!

    hiroへ

    メルアドついてたんだねえ。
    そっちに送ります。

  5. 名無しさん | URL | -

    すべては生かされる

    うーん、読んでいてこっちも感情的になりそうになった。自分が同じ立場だったら、多分ほとんど同じような態度にでたと思う。
    人間なんだから、あるときは感情的になるし、自分であーこうじゃいけないなーってそのときは思って、後につなげるにしても、もっとずっと後から振り返ると、あー自分にはあの時あのような態度に出ることで一歩前にすすめたんだなーって思えると思う。通過儀礼というか、通るべくして通るみないな。。
    とにかく、一人立つ精神も大事、それとともに、一人でいいから味方がいることも大事、一人いれば徐々に大きな支援が得られる糸口ができるから。

    他方、見方を変えれば、たとえ身近なところに味方がいなくとも、たった一人と感じることがあっても、何万キロも離れたところにもいっぱい味方がいることもある。世界各地にいるみぃさんの友人たちがそう。そして、その一人に僕も参列したい。どうかそのことを忘れないでね!

    超超久しぶりにレスしました。
    応援してますよ!!

  6. みぃ | URL | -

    (●′^`●) ん~

    また名無しさんだぁ・・・・
    多分Hirokitoさんかな???違ったら・・・かなり失礼だけど・・・

    何万キロも離れた同士なことは確か!
    ありがとうございます。通るべくして通るのか!さすが、いきなり最初から自分の思い通りの環境に居ることのほうが少ないだろうし、文化も自分の居る意義もわかっている仲間も少ないかもしれないけど、そういったことがすべて経験になるのかな。

    超超久しぶりのレスありがとうございます!名無しさん!

  7. mitsu | URL | -

    苛立ち

    感じまくりでしょ?
    多分、mieさんだったら、ブチ切れ状態をギリギリ抑えながらも、戦ってるっていう感じがする。
    >私の同僚達は州で言えばかなりのステータスの上の持ち主でもあるが、州>局長の前となると、うって変わって子供のように小さくなる。
    俺だったら、こんなやつら、蹴り入れてるかもw

    S大魂全開で行くしかないっしょ!!
    俺も今日の29期生大会で決意しました。

  8. みぃ | URL | -

    mitsuクンへ

    へえ、29期大会があったんだあ。

    ぶちギレてもいい人と、いけない人いろいろ見分けながらキレつつあります。
    こんな性格だから、「こらえる」ことはありませんw

    S大魂で。うん、そうしましょ。
    少しは新聞のこととかメールで送ってください。

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